「作詞作曲作画流石さくしゃさん」~大文字の作者とは何者か!?

第2部 その1より続く。

namak:次のテーマはこちら。

タイトル画面
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namak:はい。「作詞作曲作画流石さくしゃさん」!
tricken:言えた!
namak:ありがとうございます。(会場拍手) 進行泣かせのタイトルなんですけれども、こんなタイトルを設定した悪意あるmonadoさん、このテーマの趣旨説明の方、よろしくお願いします。
monado:はい。先ほどちょっと伊藤先生にキャラ作りし過ぎって言われたんで、これからは素で行きたいと思います。
 (相変わらず高山宏風に)先ほど伊藤先生のスライドでもあったんですけれども、『ソワカちゃん』というのはある意味で非常に古典的な作品だと思うんですけれども、同時になんか得体の知れない新しさも感じるところがあると思うんですよ。そういう意味で、ニコニコ動画時代に於ける作家性ですとか、あるいはさくしゃさんの存在っていうのをちょっと考えてみたいと思います。
namak:それキャラ作ってないの?
monado:あ、すみません。
伊藤:あんま変わんないよね?
tricken:あはは(笑)。クレームが来ておりますが。
monado:いや、素ですけど。
namak:はい、すみませんでしたー。
monado:じゃ、スライドお願いします。

スライド1/6枚目
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monado:まずですね、作者という存在なんですけれども、そもそも作者というのはその作品に対して非常に特権的な立場にあるわけですね。作品というものを好きなように弄れる。読者というのはそれを受容して、作者の意思というのをどれだけ読み取れるか、それが勝負なわけです。それの存在を体現するのが「大文字の作者」という概念ですね。だけど「なんか知らないけど顔が開く」でおなじみのロラン・バルト*1という人が「作者の死」というのを宣言するわけですね。全てには元ネタがあるんじゃないか、そもそも作者がいうようなオリジナリティなんていうのは無いんじゃないか、という話をするわけです。また1部でお話しましたけれども、読者っていうのは好きなように読んでいい、という話をしました。ということは、作者がどう思おうが読者は好きなように読めるんだから、作者の意思なんてものはあまり関係ないじゃないか、ということになるわけです。そんな「作者の死んだ時代」のニコニコ動画のお話を次にしたいと思います。スライドお願いします。

スライド2/6枚目
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monado:そんな時代に於いてはですね、作家よりも作品が、作品よりもキャラが――キャラというのは先ほど伊藤先生が仰ったやつですね――が注目されるわけです。それの分かりやすい例というのがラマーズPの「ぽっぴっぽー」ですね。これオリジナル*2の再生数が約50万なんですけれども、PV付き*3というのは約73万ある(2009/06/13時点)。マイリストにしてみると倍違う。オリジナルよりもPV付き、二次創作が見られているという非常に奇妙な現象が起きてます。またMADというものがニコニコでは大変流行ってますけれども、これは作品の断片だけが流通してるわけですね。もはや作家性というものがどんどん失われていく。最近話題になっている、伊藤先生も出されましたけれども、濱野さんの『アーキテクチャの生態系』(濱野 2008)*4という本によりますと、これニコニコ動画の分析をしてたりするんですけれども、それによるとニコニコ動画の最大のコンテンツはコメントである。そうなってしまうと、もはや作品すらどうでもいい、ということになるわけですね。またN次創作という言葉がありまして「盗んでいきましたシリーズ」*5みたいにまず東方という元ネタがあって、次にそれを IOSYSがパロディ化して、それがさらにMADになっていく、創作の連鎖がN次創作といわれています。こういうような時代に於いては、もはやMADにまでなってしまうと、東方の元ネタというのはどうでもよくなってしまうわけですよね。ちなみにちょっとさくしゃさんにお伺いしたいんですけれども、ソワカちゃんてネギ持ってないじゃないですか。その辺はなんか参照と関係があるんでしょうか?
kihirohito:え、え、え?
monado:ネギを持ってないんですけれども……
kihirohito:なぜネギをもってないか?
monado:はい。
kihirohito:なぜネギをもってないか……うーん、なぜネギを持つ必要があるのか。(会場笑)
monado:初音ミクの記号として……
kihirohito:あ、記号として。あれは当初よく分からなかったのが、何が元ネタなのかよく分からなかったんですね。公式なものでも無いし、よく分からなかったんです。
monado:要するにN次創作の連鎖が続きすぎて、その末端だけ見ても全然元ネタが分かんないっていうような?
kihirohito:元ネタもそうだし、ネギを持つことの……
monado:必然性が?
kihirohito:いや、一般的に初音ミク界隈で人口に膾炙してるのかとか、その辺がよく分からなかったんです、当時は。ネギの人もいるなあくらいで。
monado:そこで作者さんはネクタイをインしていったっていうことなんですかね。
kihirohito:いや、ネクタイインはあの、描くときに、こう描いたらスカートの線が……
monado:ありがとうございます。
tricken:えぇ?(会場笑)
monado:次にですね……
伊藤:説明の途中じゃないの(笑)?
monado:え? あぁ、じゃあ……
kihirohito:え、続き? ネクタイってこう先が尖がってますよね。尖がったまま描いてスカートの線を引くと、スカートの線を消さないといけないんですよね。
monado:つまりネギを持つことには必然性はないけれども、ネクタイをインすることには必然性があった、ということでよろしいですか?
kihirohito:絵を描く手順上の必然性があったというところですね。(会場笑)
伊藤:線を消す手間を省いたと?
kihirohito:そうですね。一回描いちゃうと、まず、こう……なんだろ。今すごい手間なのはここの髪型を描いたときに、なんかこう消さなきゃいけなくなっちゃってるんですよね。あー、いや今は消してないか。(会場笑) 今、そこら辺の手順はかなり……
monado:工業化されてる?
kihirohito:ソフィスティケートされてる。
monado:もう下請けに出せるくらい。
kihirohito:えぇ、そうですね。
monado:今は作家性がなくなってきたんだという話をしたんですけれども、じゃ、ちょっと次のスライドいってもらえますでしょうか。

スライド3/6枚目
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monado:そんな作家性の無い時代、POISONな世の中でも、「作家性があるんじゃないの?」と言ってる人がいるんです。それが筑波大学の文芸サークル、筑波批評社の塚田くんです。今、彼この辺のどっかにいると思いますけれども。今その辺にいると思うんで適当に声掛けてサイン貰ったりしてください。彼の論によると、この世の中でも作家性というのを見出される人がいるんだ、と言ってるわけですね*6。それが分かりやすいところでいうと、ブロントさん*7、ビリー兄貴*8、そして我等がさくしゃさんなわけです。三人の共通点というのがまず「さん付けされてる」。兄貴の場合違うんですけど、敬称が付いてる。(会場笑) これって実はある種の揶揄でもあったりするんですけど、でも畏敬の念を含んでる。同時に「キャラ化している」というんですね。ブロントさんというと「これで勝つる」で有名になりましたけれども、匿名の書き込みでも本人を特定されてしまうくらいの作家性を持っていた。だけどブロントさんというのは肝心なところになると逃げちゃんですよね。なので読者が期待したような作家性というのを引き受けられないわけです。兄貴に関して何ですが、兄貴というのは空耳によって作家性を見出されたわけですね。「歪みねーな」とか「あんかけチャーハン」とかですね。あんかけチャーハン、今日〔のメニューに〕出てますけれども、これと引っ掛けてたりするようなしないような。(厨房に)あんかけチャーハンまだ残ってますかね?
namak:あんかけチャーハン、完売でございます。
tricken:兄貴すげー。
namak:兄貴の力は凄い。
monado:そんな感じでとりあえず兄貴が再び作家性を取り戻す瞬間と言うのを次のスライドで見てみましょう。お願いします。

スライド4/6枚目*9
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monado:これは来日した兄貴に我々が空耳を敢えて言い直させてるわけです。これって兄貴が言わないとネタにならないわけです。兄貴が、言ってみれば作家性というのを取り戻した瞬間なわけです。だけど兄貴は残念ながら日本語が分からない。なので、自ら批判的に作品を生成していくことができない。残念ですね。そこにいくとkihirohitoPはどうなのか。では次のスライド、お願いします。

スライド5/6枚目
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monado:それらを踏まえて考えますと、まずタイトルにもあるように総合的に作品を作られている。そこからソワカちゃん信者と呼ばれるような存在を生み出しました。小ネタの引用の仕方ですとか、その辺ににじみ出るセンスによって、大変なオリジナリティを皆さん感じられてるのではないかと思います。ある意味で皆さん期待されてると思うんですよね、次の作品に。でもその期待すら超えるような作品をどんどんリリースし続けてきた。その結果作家性が認められて、ソワカPではなくてkihirohitoPと呼ばれているのは実に象徴的なんじゃないかなと思います。ソワカPと一時期付いてた時期もあったらしいんですが、その辺はタグ的には淘汰されてしまって、kihirohitoPになっていったと。これはいわば作者というものを尊重する古典的な受容の仕方なわけですよね。なんですけれども、でありながら、ブログを見ますと結構とぼけた感じで、まるで読者のようにソワカちゃん現象を観察されてますよね? この辺はどうなんでしょう?
kihirohito:えーと、あの。日本酒冷やを一つお願いします。(会場爆笑)
monado:あ、これは?(と、卓上のグラスを指す)
kihirohito:あれ、届いてるのか、ごめんなさい。
monado:僕の言葉が届いてない。
kihirohito:届いてます、届いてます。
tricken:誤配されたんじゃないんですか*10
monado:郵便的不安ですね*11
伊藤:まさに誤配された(笑)。
monado:そんな感じでですね(苦笑)、一読者のように作品を見られているところがある気がするんですよね。
kihirohito:そうですね、ええ。
monado:コメントとか結構見られてます?
kihirohito:コメントは最初の方は全部見て……ニコ動の方ですよね?
monado:そうです。
kihirohito:上げたばかりの時は全部見てましたが、ただ量が多くなってきたので全部は……
monado:新作とかがあがった後は?
kihirohito:新作が上がった後は見てますね
monado:結構チェックされてる?
kihirohito:ええ。
monado:こんな形でですね、本来作者というのはやんごとなきお方なわけですけれども、なのにも関わらず民間人のように振舞って、その上でですね、これはブログから引用したんですけれども、「芸風がポストモダンなくせに、反動的にモダニスティックな『大文字の作者』っぷりを発揮する作者」と*12
tricken:冬コミの時のコメントですね。
monado:ですね。これで同人誌を強奪していったというエピソードが……
namak:みかじめ料取立てのごたる。
tricken:くるしゅうない、くるしゅうない。
monado:そういう風に意図的に大文字の作者を呼び出している、わけですね。
kihirohito:「作者ですが」って言うとただになったりするんですよ、同人誌が。(会場笑)
monado:今度は僕、「作者です」というのを使おうと思います。(会場反応なし) なんで受けなかったのかよく分からないですけど。
namak:つまんなかったからじゃないかな。
monado:あー、すみません。こんな形でですね、非常に古典的な作品で、かつ古典的な受容をされてるにも関わらず、非常にある種新しい作家性というのを出しているというところで、非常に興味深い作品といいますか、存在なんじゃないかなという風に考えました。ちょっと話が混乱したんで、今日、図にまとめて来たんですよ。次のスライドの図を見てください。

スライド6/6枚目*13
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monado:(会場笑)ま、こんな感じですね。
tricken:伝わってる、伝わってる(笑)。
monado:で、ですねー……
namak:(チーンとベルを鳴らし)すみません、日本酒の冷やをお願いします。(会場笑) えー、この図はともかくですね、trickenさん、このテーマについて……
伊藤:(スライドが消えたのを見て)あ、消しちゃった!? それは酷いぞ(笑)。
namak:いいんです。もう説明させないでください、あいつに(笑)。trickenさん、大文字のさくしゃさんにこのテーマについてお伺いを立てたいことなどあれば何か。
tricken:そうですねえ、なかなか難しいと思いますけど、自覚的に振舞うと言ってもやはりどこまで自覚的かというのが。素の部分と自覚的な部分というのはいろいろあると思いますけど、さくしゃさん、どの辺まで「さくしゃさん」と言われることに自覚してるのか……結構自然体に振舞ってません? やっぱり。
kihirohito:ある程度自然体ですよ。無理に作ると続かないなあというのはあるので、ある程度自然にやってて。あとは、作家性っていいますけど一応ソワカちゃんという建前というか、それがあるので、それの陰に隠れられるなあという安心感はありますね。
tricken:monadoさんの話で、ソワカPではなくkihirohitoPにタグ戦争の結果なったという件に関して、なぜソワカPではなくなったと御自分では思われますか?
kihirohito:なんででしょうね? ソワカちゃん作ってるからソワカPという……なんででしょうね? あんまり考えたこと無いです。
tricken:なるほど。
kihirohito:ソワカPと言われても……基本的にはPというのは自分から決めるんじゃないんですよね。周りから決められていくという時に、なんでそうならなかったのかというのは、そこはあんまり考えたことないです。
tricken:伊藤先生はそれについてどう思われますか?
伊藤:それもいろいろ考えてみたんですけど難しいね。Pというのが、今のmonadoさんのまとめだと、Pというのがそもそも作家性が希薄で、ある種のキャラとして、P自体もキャラみたいなそういう説明だよね?
monado:はい。
伊藤:なんだけど、一方でPってすごい崇拝されたりするじゃない? オフ会とか行くと神扱いとかさ。ありますよね?
monado:ただ下痢Pとかもいますからね。
伊藤:なにそれ?(会場笑)
monado:末端Pがたくさんいるってことです。P自体が量産されてるってことですね。
伊藤:なるほどね。でも、ということはPの中にもちゃんとヒエラルキーがあるということでしょ? そうすると、kihirohitoさんのように特権的な作家性を持ってる人というのは他にもいるんですか?
tricken:ワンカップPという方がいまして*14、こないだ活動を休止されたばかりですけど……
monado:こないだ動画が一杯アップされて……
tricken:そうそう、休止した直後にアップしたりしてたんですけど、スペランカー動画とか。でもあの人というのは、さくしゃさんのイベントみたいにイベントを起こすようなタイプの人ではないんですよね。ワンカップPとkihirohitoP周り、それぞれのイベントの生まれ方のはちょっと違いがあるなあとは思ってはいるんですけど。
伊藤:ソワカちゃんのファンて信徒とか信者とか、半ば冗談で言われるわけですよね。
tricken:そうですね。
伊藤:こういう、むやみやたらに濃度の高いイベントとかが成立してしまうと。
monado:再生数の割りにってことですよね。
伊藤:そうそう……いや、再生数が凄くても異常だろ、これは。(会場笑)
monado:まあ、そうですね。
伊藤:その辺はなんなのかな。これ、この後のパートのお題にもなるのかも知れないんですけど、なんでソワカちゃんについて我々はこんなに語りたがるのか、人に勧めたがるのかみたいな話と多分繋がってくると思います。
monado:では、その辺は次のパートで引き受けることとして……
tricken:時間大丈夫ですか?
namak:では次のパートへの話が出たところで、動画の方を見て次のパートに移っていきたいと思います。動画の方が「睡蓮散る散る月満ちる」。精神的迷子の兄妹のスピンオフなんですけれども、monadoさん、なんでこの動画なんでしょう?
monado:ちょっと話そびれちゃったんですけれども、作品がどんどん進むに於いて、段々物語構造と言うか動画の構造がすごい複雑になってきてるんですよね。「睡蓮散る散る月満ちる」に於いては、もう歌詞と動画というのがリンクしてしまっていて、一回見ただけでは全然分かんない、三回くらい見てようやく話が分かると言う状態なんですよ。それが一つと。もう一方は、これ、六本指のグレテルが出てきますよね? あれがそもそも本当に六本指なのか、ただの間違いなのかっていうのが信者には区別が付かないので、大文字の作者を崇拝する原理主義者にとっては「グレテルは六本指なんだ」という説を押し通さないと話が罷り通らなくなってしまってきている、という大変なインパクトのある動画だったんですよね。
kihirohito:そこね、答えようとしたんですけど「あーまずいなあ」と思って、本当のことは言えなくなっちゃって(会場笑)
tricken:そこに大文字の作者がね、自覚される瞬間ですよね。
kihirohito:そう、作者と言うのは結局自分から言うものではなくて、周りから規定されるものなんですよね。
tricken:信者がコンテクストを作っちゃってるという……
kihirohito:そうですね、ええ。そこはそれで置いておこうと。……置いとこうっていうのかな。
monado:時々はそこで乗っかろう、みたいな?
kihirohito:なんだろうな、難しいところなんですけど、自分でコントロールしてないんですよ、最終的には。ある種、作者と言いつつ作者パロディだと思っているんですよ。時々、クラウザーさんか?*15みたいな、自分が、というときはあるんですけど。(会場笑)あれはあれである種のパロディなんで、それもいいかなと。なんかしんみりしちゃいましたけれど。
伊藤:今のやり取りを横で聞いてても、ストレートにmonadoさんが訊くとかわすじゃないですか、割と。僕とか超かわされてますよね。
kihirohito:えー、そんなことないです(笑)。
伊藤:そんなことないですけれども(笑)。
kihirohito:そうかなあ。
伊藤:だけど、そういう身振りが逆にさくしゃさんという求心力を生んでる感じ、そういう感じじゃないですか。「グレテルは六本指なんです、あれはそういう設定です」と言ったら、それで話が終わるじゃないですか、そこで。でも終わらないわけですよそこで。
monado:作者に近づきたい気持ちと、突き放される気持ちの引力に於いて、我々は大変な……
namak:さあ、そろそろ動画行ってみましょうかー。
tricken:はーい(笑)。
kihirohito:動画行ってください(笑)。
namak:では「睡蓮散る散る月満ちる」です。どうぞー。

睡蓮散る散る月満ちる」上映。

namak:はい、というわけで「睡蓮散る散る月満ちる」ご覧いただきました。いやあ、いい動画なんですけど、さっきから赤襦袢ヤンデルが顔色の悪い猪木にしか見えないという病気に罹ってしまって。誰のせいとは言わないですけれども。

第2部 その3へ続く。


*1 『善悪の彼岸 護法少女ソワカちゃん第12話の歌』では『表徴の帝国』の表紙が引用されている。また同書では東京の中心には皇居という空虚な中心が広がっている、というソワカちゃんでおなじみの設定が指摘されている。
*2 ラマーズP,2008,『【初音ミク】ぽっぴっぽー【本店だよ!!】』(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5508956,2008.12.11)
*3 砂吹旅人,2009,『【初音ミク】ぽっぴっぽーPV【飲もう!】』(http://www.nicovideo.jp/watch/sm5993253,2009.01.30)
*4 濱野智史,2008,『アーキテクチャの生態系——情報環境はいかに設計されてきたか』NTT出版.
*5 「盗んでいきましたシリーズ」の経緯についてはニコニコ大百科の記事を参照。:http://dic.nicovideo.jp/a/%E7%9B%97%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%84%E3%81%8D%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9F%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA
*6 このイベントの後、塚田氏自身による論文が書かれた。塚田憲史,2009,「最強論」『筑波批評2009夏 特集 ゲームの思考』4-29.ただし、筑波批評は同人出版物である。出版物自体の紹介は以下を参照:http://d.hatena.ne.jp/tsukubahihyou/20090807/1249651470
*7 ブロントさんとは:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%88%E3%81%95%E3%82%93
*8 ビリー・ヘリントンとは:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%93%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%98%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3
*9 『歪みねぇビリー兄貴のメッセージ』(http://www.nicovideo.jp/watch/sm6135413,2009.02.13).
*10 哲学者ジャック・デリダの哲学用語。といっても、深い意味で使われているわけではない。
*11 ジャック・デリダの哲学のうち、郵便論に着目して批評を展開した東浩紀『存在論的、郵便的――ジャック・デリダについて』(新潮社,1998年)および『郵便的不安たち』(朝日新聞社,1999年)が、初期に使っていた言い回し。なお、登壇者の伊藤剛氏は、1-2の議論でも引用しているように東浩紀氏との交流があり、それを知っているスタッフも東浩紀に言及しやすい状態であった。
*12 kihirohito,2008,「みかじめ料取り立てのごたる」『逆転写無縁仏』(http://blogs.yahoo.co.jp/sowaka_chan/archive/2008/12/30,2008.12.30).
*13 すごいよ!!マサルさん「3年間の思い出」のAAを元に作成した。この図で数分解説できる原稿を用意していたが、この注釈はそれを書くには狭すぎる。元図のAA:http://dokoaa.com/3en.html
*14 ワンカップPのニコニコ動画上での経歴は、『ニコニコ大百科』の記事に詳しい:http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97p
*15 若杉公徳が『週刊ヤングアニマル』で雑誌連載していた漫画作品『デトロイト・メタルシティ』(全9巻,白泉社,2005-2010)の主人公である根岸崇一が扮するメタルバンドのギター&ボーカリスト、ヨハネ・クラウザーII世のこと。「クラウザーさん」は、根岸青年のふだんの素朴な性格とは似ても似つかない過激な行動を取ることで(作品世界内で)人気を博している。ここでのkihirohito氏の発言は、舞台で喋っていても、素の自分ではなく「クラウザーさん」のような、ある種の役割を演じている気分かもしれない、という自己言及になっている。

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Last-modified: 2010-04-24 (土) 00:00:00 (2619d)